ほっと湯WEB【大分】
 
 別府地獄めぐり

  別府の地獄めぐりとは、源泉の湧出地めぐりを指します。
  高温の噴気が噴出し、農地に適さない「地獄」は地元の人々から厄介物扱いされていました。
  明治時代の終わり頃に「海地獄」で見物人から料金を徴収するようになりこれが成功すると「地獄」に価値が見出され、
  大正時代の終わりから昭和の初めにかけて次々と「地獄」が開園していきました。

  〇 龍巻地獄
  〇 血の池地獄高浜虚子句碑
  〇 海地獄
  〇 国の重要文化的景観(鉄輪温泉/明礬温泉)
 
 別府の湯けむり

  別府温泉は、源泉数・湧出量ともに日本一です。
 
  〇 十文字原展望台
  〇 別府湯けむり展望台


龍巻地獄 別府市野田782 0977-66-1854

 別府で唯一の間欠泉です。
 国名勝、別府市天然記念物に指定されています。

   

(説明板)
「龍巻地獄間欠泉原理説明
 この龍巻地獄は天然の間欠泉で一定の時をおいて噴出します。間欠泉の周期的な噴出構造は地下の水圧と沸騰温度との微妙な関係によって起きると考えられます。
 地下の深いところにより高熱度の熱水150℃が上昇してきて空洞B部に集り、地表A部に向かって上昇しAB部の温度水を地表に排除する。B部の温度が高くなりAB間の水圧に対し沸騰温度以上に高くなれば気化現象を起こし上部の温度水を地表に排出し沸騰は爆発的に旺盛となります。墳騰の継続によりB部の熱水は減少し空洞の圧力が下り噴出は終ります。なお世界的に有名な間欠泉、米国のイエローストーン国立公園やアイスランド、ニュージーランド等にありますが、噴出周期の短い点では、当龍巻地獄が観賞者の興味をひいているところでございます。主人敬白」

     

<間欠泉>

 吹き出した105℃の熱水は、天井にぶち当たってはね返されています。
 熱水のしぶきが観光客に飛ばないように屋根をつけたようです。

    

 間欠泉見学のために観客席が設けられています。
 お地蔵さまが祀られています。

   


血の池地獄 県別府市野田778 0120-459-554 HP

     

    

   

「地獄めぐり(一周五里」御案内
 順路まはりの圖 大橋バス」

 亀の井自動車株式会社(油屋熊八社長)の日本初の観光バスガイドによる地獄遊覧は全国的に有名となりました。
 地獄遊覧客が年々増加し、昭和7(1932)年9月から大橋自動車商会が地獄めぐりバスを開設しました。
 さらに昭和9(1934)年には、泉都自動車株式会が地獄めぐりバスの運行を始めました。

  

<売店>

    

    

高浜虚子句碑>

 高浜虚子が大正9年秋に、この地獄を訪れた時に詠んだ句です。
 「自ら早紅葉したる池畔かな 虚子」

    

<血の池地獄>

     

    

    

  

<軟膏売場>

 「血の池軟膏」「血の池地獄蚊取り線香」

    

<血の池足湯>

    

   


海地獄 別府市大字鉄輪559-1 0977-66-0121 HP

 高温の噴気が噴出し、農地に適さない「地獄」は地元の人々から厄介物扱いされていました。
 明治時代の終わり頃に「海地獄」で見物人から料金を徴収するようになりこれが成功すると「地獄」に価値が見出され、
 大正時代の終わりから昭和の初めにかけて次々に「地獄」が開園していきました。

    

    

<熱帯性水連/大鬼蓮>

     

    

<高野素十句碑>

 昭和44年建立。
 「海地獄美し春の潮より」(昭和15年作)

  

<赤池>

     

<売店>

   

<海地獄>

    

    

<地蔵尊像>

 左右の地蔵像は安政4(1857)年銘、中央は不詳。

    

<白瀧稲荷大神>

     

   

 「白瀧稲荷大神」「白蔵主稲荷大善神」「不詳」
    

<ギャラリー青>

 土産屋の2階が「ギャラリー青」となっています。

   

 2階のベランダから海地獄がよく見えます。

  

 ヘレン・ケラー女史は昭和12(1937)年、23(1948)年、30(1955)年と、3回にわたって来日しました。
 昭和12(1937)年に日本を訪れたヘレン・ケラー女史(写真向かって左)は、海地獄を見物しました。

  

 「別府地獄の今昔物語」より抜粋

    

    


国の重要文化的景観(鉄輪温泉) 別府市鉄輪

 鉄輪温泉は湯治場として発達してきたとともに、「地獄」を観光資源とするなど、湯地と観光の要素を持ち続けています。

  

〇国の重要文化的景観(明礬温泉) 別府市鶴見

 明礬温泉における湯の花製造は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

   


十文字原展望台 別府市大字野田字池ノツル1200

 明礬温泉より3kmほど進んだところに広がる別府湾を見下ろす高原に十文字原展望台はあります。
 別府市街地、大分市、国東半島、遠くは四国まで望むことができます。
 「日本夜景遺産」「日本夜景百選」に登録されています。

 「日本の夜景100選 十文字原展望台 日本夜景遺産認定」

     

   

   

   

   


別府湯けむり展望台 別府市鉄輪東9組

 「別府の湯けむり・温泉地景観」は、国の重要文化的景観に選定されています。
 また、別府の湯けむりは、平成13年3月にNHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で富士山に次いで全国第2位に選ばれました。
 「湯けむり展望台」からの夜景は、平成22(2020)年8月に「日本夜景遺産」に認定されています。

「別府湯けむり展望台 別府市 日本夜景遺産認定」

  

<景観>

   

(案内板)
 「別府の湯けむり
  2001年にNHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で全国第2位
  2010年に「日本夜景遺産」に認定
  2012年に文化財保護法で定められた「重要文化的景観」に選定」

 「別府八湯温泉まつり」の期間中に「扇山火まつり」が開催されています。

     

 現在地及び「別府鉄輪温泉湯けむり散歩」

   

<句碑>

(碑文)
 「ゆけむりの 風と遊べる 小春かな  紘文」

(碑文)
「俳誌 蕗 主宰 倉田紘文先生
鉄輪俳句筒湯けむり散歩は 平成四年発足以来 十二年にわたり 倉田紘文先生を選者にいただきました
その労を謝すとともに 俳句の一層盛んならんことを念じて 別府市制八十周年の記念すべき年に この句碑を建立いたしました
  平成十六年三月吉日 鉄輪愛酎会」

    
  


戻る