花栗は、江戸時代は武蔵国足立郡花栗村でした。
明治22(1889)年、合併により安行村が成立、花栗村は安行村の大字花栗となります。
昭和31(1956)年、安行村は川口市に編入され、大字花栗は川口市の大字安行花栗に改称。
昭和32(1957)年、川口市から草加町に編入されました。
<石塔群>
山門の先、すぐ右手奥に石塔群があります。
<出羽三山供養塔>
左から、弘化4(1847)年銘の出羽三山供養塔です。
(正面) 「月山 湯殿山 羽黒山 供養塔」
(台石) 「講中」
(左側面)「天下和順 日月清明」
(右側面) 紀年と「大先達 大乗院」「武州足立郡花栗村」
<馬頭観世音>
2基目は、昭和4(1929)年銘の馬頭観世音塔です。
<不動明王道標>
3基目は、文化4(1807)年銘の不動明王道標です。
(正面) 不動明王坐像を陽刻、その下に「成田山」と陰刻。
(正面下右)「是ヨリ成田山江十六(欠損)」
(左側面) 紀年と右「是ヨリ鳩ケ谷一里半」、左「とねり一里半」
(右側面) 「願主 花栗村」
<普門品供養塔>
4基目は、宝暦7(1757)年銘の普門品供養塔です。
<庚申塔>
5基目は、寛延元(1748)年銘の庚申塔です。
(左側面) 造立年月日。
(右側面)「奉造立青面金剛」「講村中」
<弁天堂>
一番右の小社です。
<六地蔵>
参道右側の寛延3(1750)年銘の六地蔵です。
<観音堂>
「奉納 観音堂改築」とあるので、観音堂かと思います。
<水子地蔵尊>
<無縁塔/宝篋印塔>
右に無縁塔、左に宝篋印です。
<地蔵菩薩像/阿弥陀如来坐像>
参道左手、タブノキの大木の傍らに。地蔵菩薩像と阿弥陀如来坐像が並んでいます。
江戸時代は原島村(ばらじまむら)、明治22(1889)年合併により草加町が成立し、大字原島となります。
昭和33(1958)年)草加市が成立し、大字原島から西町となります。
真蔵院は、武蔵国八十八ヶ所霊場39番です。
<参道/山門>
<地蔵尊>
山門手前左手に小堂があり、地蔵尊が祀られています。
<無縁塔>
参道左手に「無縁塔」。
<原嶋六地蔵尊>
覆屋に「原嶋六地蔵尊」。
左手の傍に、文化9(1812)年銘の「法師浄念万生位」があります。
<大師堂>
<石塔三基>
参道左手の太子堂の裏に三基の石塔が並んでいます。
<出羽三山供養塔>
左は、天保14(1843)年銘の出羽三山供養塔です。
(正面)「月山 湯殿山 羽黒山 大権現供養塔」
(左側面)「天下泰平 國土安穏 五穀成就 萬民豊楽」
(右側面)紀年が刻まれ、「大先達 大乗院」
(台石左側面)「武州足立郡原嶌村」願主9人、世話人3人が刻まれています。
<庚申塔板碑>
中央の万治2(1659)年銘の板碑型庚申塔です。
<庚申塔板碑>
右の正徳2(1712)年銘の庚申塔です。
<本堂>