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 王子神社 出羽三山供養塔


○王子神社 松戸市馬橋1784

 当神社は、建長8(1256)年に千葉氏一門の菩提として開山建立された大日寺(現在の萬満寺)の守護神として創建されました。

<王子神社由来>

(説明板)
「王子神社由来
 祭神 幸江序命
    市杜島姫命
    猿田彦命
馬橋の古刹萬満寺の守護神として創建。
萬満寺は古くは大日寺と称し建長八年(一二五六)に千葉氏一門の菩提として開山建立。当時、馬橋一帯は砂丘で水が乏しかったため諏訪明神を勧請し寺領の鎮守とした。
十六世紀半ば熊野の若一工事を勧進し王子権現社とした。明治六年の神仏分離にて萬満寺と王子神社に分離される。終戦後は宗教法人王子神社となり、現在に至る。」

  

<浅間神社>

 社殿右手の浅間神社です。出羽三山供養塔があります。

     

    

<出羽三山供養塔>

 明和5(1768)年銘の出羽三山供養塔です。
 「月山 湯殿山 羽黒山 供養塔」

     

<三峯神社>

 社殿左手の三峯神社です。

    

<道祖神> 松戸市文化財

 中央が寛文元(1661)年銘の石祠型道祖神です。
 左は安政2(1855)年銘の折れた庚申塔、右は紀年不詳の二十三夜塔です。

   

(標柱)
「寛文元年銘 道祖神
道祖神は村の境や道の辻などに祀られ、悪霊が入り込まないよう境界を守ると考えられている神です。
王子神社の道祖神は、寛文元年(一六六一)の銘があり、石祠型のものとしては県内最古。安山岩製、高さは七二cmです。
  平成三年二月 松戸市教育委員会」

   

<庚申塔群>

 境内左手に庚申塔群が並んでいます。
 手前の列の左から、 疱瘡神・安永4(1775)年、庚申塔・明和元(1764)年、庚申塔・宝暦2(1752)年、庚申塔・文化14(1817)年などです。

    

 奥の列の左から安永7(1778)年庚申塔、嘉永4(1851)年庚申塔、寛延元(1748)年庚申塔、以下続きます。

    

 四基目は寛延元(1741)年の道標を兼ねた庚申塔です。「左小金道」「右印西道」と刻まれています。
 六基目も道標を兼ねた天明3(1783)年の庚申塔です。

   

<社号標/鳥居>

  

<狛犬>

 狛犬が2対。

       

<手水鉢>

  

<御神木>

 新たな御神木です。「令和元年五月 王子神社」

   

<拝殿/本殿>

 平成27(2015)年に不審火による火災で社殿が全焼しましたが、新しく再建されました。

    

<紀念碑>

  

<マンホール蓋>

  


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