○ 狭山山不動寺
<太田道灌の御神木>
「この銀杏の大木は、江戸城を築いた太田道灌が城砦を構えていた城山城跡にあったものである。」
日比谷公園の首かけ銀杏が450m移すのに25日かかったのが想起されますが、
東京から所沢への移植で、よく定着したなと思います。
<勅額門>
台徳院(二代将軍徳川秀忠)霊廟勅額門です。
寛永9(1632)年、家光建立。重文。
第108代後水尾天皇の勅額です。
<御成門>
台徳院(二代将軍徳川秀忠)霊廟御成門。
寛永9(1632)年、家光建立。重文。
「天人門」の別称があり、飛天の彫刻があります。
<不動寺総門>
長州藩江戸屋敷門を移建。
<本殿と燈籠>
桂昌院、清揚院、文昭院、惇信院の奉献石燈籠が本堂の周りに配置されています。
清揚院は、徳川綱重、甲斐甲府藩主。徳川家光の三男。5代将軍徳川綱吉の兄。6代将軍・徳川家宣の父。
<桂昌院宝塔>
桂昌院(お玉さん)宝塔がこちらにあります。宝塔のみ移転しています。
桂昌院は、増上寺の合祀塔に改葬されています。
<第一多宝塔>
「奉拝進」「台徳院殿尊前」2基があります。
第一多宝塔は、大阪の旧畠山神社から移築。
<丁子門>
崇源院(お江の方・二代将軍徳川秀忠正室)霊廟・霊牌所丁子門。重文。
<弁天堂/弁財天>
「桂昌院殿尊前燈籠」があります。
近江清涼寺(井伊家菩提寺)から昭和23年に移築。
本尊は東叡山寛永寺現龍院から遷座した仏像です。
<羅漢堂/羅漢堂山門/唐金灯籠>
羅漢堂は昭和28年港区麻布井上馨邸を移築。
羅漢堂山門は虎ノ門田中平八郎邸の門を移築。
木母寺に伊藤博文の揮毫による「天下之糸平」石碑があります。記述済
<大黒堂>
大和極楽寺歌塚堂を昭和38年移築。
大黒天は東叡山寛永寺見明院から遷座した仏像です。
<第二多宝塔>
兵庫の椅鹿寺から昭和39年に移築。
<桜井門>
桜井門の前に駐車場があります。下調べ不十分で開門時間の10時前に到着、閉門していました。
お隣の山口観音を先に参拝しました。
桜井門から入ると、清揚院と桂昌院の燈籠がずらりと並んでいます。
桜井門は、大和桜井寺山門を移築。
桜井寺は幕末天誅組の本陣として利用されたこともあるとのこと。