小金牧跡地の開墾が明治2(1869)年より始められ、明治4(1871)年に五番目・六番目に開発された「中野牧」の
五香(ごこう)・六実(むつみ)の開拓者によって「高お神社(たかおじんじゃ)」は創建されました。
出雲大社の「龍蛇神」を勧請し、あわせて「大山阿夫利神社」から勧請した「高お命」及び「日本武尊命」を加えた三柱をご祭神としています。
境内の大師堂は、東葛印旛大師霊場(新四国88か所)の第32番です。
<鳥居>
社号看板にはふりがなが付されています。
扁額「高お神社」。
<狛犬>
昭和21(1946)年に奉納の狛犬です。
<手水舎>
<龍蛇神>
昇龍と降龍の石柱です。
駐車場の「自動車ご祈祷所」に、先代の石柱「龍蛇神」があります。
<社殿>
<大師堂>
東葛印旛大師霊場(新四国88か所)の第32番です。
「南無大師遍照金剛」
「第32番御詠歌額」が掲げられています。
<社務所と力石>
社務所の前には二基の力石が祀られています。
<神輿庫>
【境内】
<高お神社創建百五十周年事業碑>
「平成三十年十月十七日」
<社務所建設記念碑>
「國務大臣 川島正次郎」
<出羽三山参拝記念碑>
参道左手に三基の碑が並んでいます。
左右が出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)碑で、真中が「伊勢神宮」「三峯神社」「古峯神社」碑です。
・「出羽大神 月山大神 湯殿山大神」(昭和18(1943)年)
昭和14年から18年に参拝した方々の名前が記されています。
・「古峯神社 天照大神 三峯神社」(昭和41(1966)年)
伊勢講による建立です。
・「羽黒山大神 月山大神 湯殿山大神」(昭和52(1977)年)
六実奥州三山講による建立です。
【境内県道沿】
<札所碑>
弘法大師霊場の第32番の札所です。
正面「新四國八十八ヶ所第三十二番」
左側面に大正3(1914)年の紀年。
<史跡 香実会所跡>
香実会所とは「重労働に付けない婦女子のために、竹皮の草履、線香作り等を指導していた場所」です。
明治4(1871)年に香実会所に「出雲大社」の龍蛇神を勧請しています。
(表)
「史跡 香実会所跡」
開墾百年記念
昭和四十三年十月建之」
(裏)
由来が刻まれています。
<東葛印旛大師講碑>
第32番札所は、大正3(1914)年3月に、鷲野谷村の妙見社より移すと記されています。
「南無大師遍照金剛」
<開墾百年記念碑>
昭和42(1967)年10月の建碑。
「農林大臣倉石忠雄書」
<山口豊専句碑>
画家・山口豊専の句碑です。
「粛として もの静まりぬ 冬の月」
松東俳壇により、「昭和五十年秋建之」。
碑陰には、山口豊専翁の略歴が刻まれています。
<高お神社社務所改築記念碑>
平成21(2009)年10月銘。